~日本現代作家の可愛い絵本~
語り継がれる世界の名作童話には、
素晴らしいいお話がたくさんありますが、
まだ5歳の娘には、お国柄の違いや時代背景などが理解できないことも多々あります。
「隣の国と戦争になり、たくさんの兵隊が・・・」
などはピンときません。
そんな小さな女の子が、よく理解できる絵本を2冊ご紹介します。
初めに・・・
作者の藤田美奈子さんは1984年生まれ。
2017年初版の新しい絵本です。
ページを開くと、見開きいっぱいに水彩画のような
優しくて美しい絵が広がります。
ページごとに、黄・青・緑と色の違う世界が広がっていきます。
お話の内容は、
たくさんの小箱を次々と開けて、
箱の中の世界を楽しむ女の子のお話。
小さな箱の中には、大きくて楽しい世界が。
続いては・・・
作者のそうだ ゆうさんは1976年生まれ。
2014年初版の、こちらも新しい絵本です。
ふらちゃ、とは「フラワーチャイルド」のこと。
花の子供に姿を変えて舞い降りた、天使です。
頭にひとりずつ違うお花を咲かせて、
一人ひとり、違っているのがいいんだよ。
と、うるうるの大きな目が語りかけてくれます。
子供は、まず絵に興味を持って、それから文章を読みます。
この2冊は絵がとても魅力的です。
そしてお話の内容に深いメッセージがあり、何度も読み返したくなります。