〜知識として知っておく〜
安倍元総理の銃撃事件について、小学4年生の娘にどう説明し、どこまで解説するのが適当なのか悩みます。
娘は安倍元総理のことを「あべさん」と呼び、日本で1番偉い人だったと理解しています。アベノマスクが配布された時は自分たちの生活に近い存在なんだと感じたようでしたし、お顔を見かけることも多いですから。
私が悩んだのは、銃撃という馴染みのない事件が身近に起きたという事実と、犯人の動機について。この2点の説明に悩み、次回号のこども新聞を待つことにしました。(先月より読売こども新聞を購買しています。)
木曜日に配られたこども新聞には、予想通りに一面に大きくこの事件が掲載されました。文頭に銃撃されて死亡したとあります。
事件についての記事はこれだけでした。あとは安倍さんのこれまでの功績が紹介されています。
次ペ-ジまでたっぷりと、これまでを振り返っています。もちろんこれらも大切なことです。
でもこの記事だけでは、この出来事から学ぶ事は安倍さんが素晴らしい日本のリ-ダ-だったということだけです。
どうしてこの事件は起きたのか、銃撃とは何か、なぜ犯人は殺意を抱いたのか、またこれを機会に警備や警護への理解を深めることも必要だと思います。
私としては宗教について、こども新聞で触れて欲しかったんです。
日本では宗教を話題にすることはタブ-視されるように感じますが、宗教を知識として知っておくことは必要だと思うのです。
世界にはさまざまな宗教があることや信仰心の尊さを知ることは、無宗教の人にも必要です。自分と違う環境や国の人々の様々な考え方を理解できるようになると思うから。
そして宗教とはなんぞやという知識があれば、個人の尊厳を認めないような宗教に出会った時に、これは間違っていると気がつけると思うから。
(アンスリウムの新しい花が芽吹いてきました!ゆっくり広がっていくのを見るのが楽しい。)
娘には、こども新聞に載らなかった宗教のことや心の病、また銃についても事実を話しました。
私の話を聞いても理解しづらい様子でしたが、世の中にはいろんな人がいるのだと漠然と感じるだけでも今はいいかと思います。
来月はお盆の法要がありますし、そういった機会にも宗教について少しづつ日常的に話していこうと思います。
私にとっても改めて考えさせられることの多い今回の出来事です。
安倍晋三さんのご冥福を、心からお祈りします。