~空白の30分~
昨日、娘が初めて迷子になりました。
とても広い(45店舗もある)アウトレットモールでの30分間の出来事です。
シルバニアファミリーでお買い物をして、そろそろ帰ろうと店を出ると、
夕暮れになってイルミネーションがキラキラと綺麗☆
嬉しくなった娘は走り出し・・・あっという間に人ごみへ消えて行きました。
え? 本当に見失ったの???
普段は私の姿が見えないとすぐに呼ぶ娘です。
でもテンションが上がっていたのでしょう。
イルミネーションに魅せられて、違う世界へ迷い込んでしまいました。
すぐにインフォメーションで迷子届けをし、私もひたすら探しました。
同じくらいの背丈の子供を見つけるたび、あっ!と思うけど、違う・・・
時間が止まっているような、もの凄く早く過ぎているような…
外はすごく寒いのに、上着を着ていません。「寒がっているかな?」
「どうしてる?」「泣いてる?」「転んでる?」「駐車場に行ってる?」
頭の中はぐるぐると、いろんな事が次々と浮かび…
しばらくして、探し疲れてベンチにヘナヘナと座り込んだ。
その時、電話がかかってきました!
「見つかりましたので、インフォメーションでお預かりしています。」
一目散にインフォメーションへ行くと、
今にも泣きだしそうに鼻の下を伸ばして、口を固く閉じた娘が座っていた。
母子はひしと抱き合い、二人で涙涙・・・・
タイツは破けて、膝は腫れてすり傷がある。
1人で走ってはダメよ、と、よく言って聞かせたけど、
楽しくなると走りだすのが子供です。
注意不足の私も猛反省…。
そしてスタッフの方から、はぐれた場所から1番遠い出口から、駐車場へ向かって走っていたと聞いて、
自分なりにいろいろと考えたんだな。と、そこは褒めてあげました。
帰宅し、いつものように夕食を食べ、お風呂に入り、一緒に寝る。
このひとつひとつが、とても愛おしい!
娘も寝る時には、いつも以上にぴったりとくっついてきました。
行方が分からないって、こんなにも不安になるんだな。
ほんとうに、無事でよかった!
もうこの一言しか出てきません。