~知識はいらない~
娘は少し発達遅滞ですが、定型発達の児童と一緒に保育園生活をしています。
先日我が家で、自閉症スペクトラムの男の子と遊びました。
娘はその男の子が大好きです。
男の子も、娘と一緒に遊ぶことを楽しみにして、来てくれました。
ママたちはおしゃべりしながら、二人の様子を見ていました。
一緒に同じおもちゃで遊ぶことは、あまりありません。
でも、どちらかが部屋を出ると、もう一人は探しに行きます。
そして、相手が使っているおもちゃには手を出しません。
そうして丸一日、仲良く遊んでいました。
相手の嫌がることはしないで、お互いを気遣っているのです。
そこには、“発達障害” という概念はまったく存在しません。
同じ部屋で遊んでいることが楽しいのです。
お互いに心地よい関係で過ごしていました。
これって、スゴイことだと思います。
私はその男の子に接するときには、発達段階やその子が苦手なことを常に考えています。
考えないとうまく付き合えないのです。
でも子供たちは、自然と相手の個性と付き合うことができるのです。
それに知識はいりません。
発達障害(自閉症スペクトラム)は、「障害」という名前から病的な印象を受けますが、
脳機能の数あるタイプの1つなのです。
だから、個性的な子、として見るのが正しいのです。
大人になると頭でいろいろと、余計なことを考えてしまうけど、
“この子と仲良く遊びたい。” その気持ちがあれば良いんだな。
と、二人が遊ぶ姿を見ていて実感しました。
みんな違ってあたりまえ。だから楽しい♪