~娘に寄せて~
私が愛読している「ころりょふ」さんが、ひとりっ子の記事を書かれていました。
私の娘もひとりっ子です。興味深く拝読していましたら、
もうおひとり、こちらも私が愛読している「らんまるくろ」さんも、ひとりっ子について書かれています。
どちらの記事も、繰り返し読みました。
私自身は姉と二人姉妹なので、なるほど! と思うことがたくさんありました。
私の思う事も、少し綴ろうと思います。
自分が子供の頃(昭和50年代)は、ひとりっ子は珍しかった。
ひとりっ子のお友達のお家に遊びに行くと、お友達には何もかも新品で専用に用意されていた。
自分といえば、靴や洋服はもちろん、自転車も、体操服も、中学の制服もお下がりだった。
「ひとりっ子はいいな~。」と、とても羨ましく思ったものだ。
「お年玉の額も多いみたいだし、そうよ、家はお姉ちゃんと半分ずつするから、
お小遣いだってこんなに少ないんだわ。」と思っていた。
成長すると、学歴・職歴・彼氏のレベルまで、全てにおいて姉には負けたくなかった。
親からも、姉よりも可愛がって欲しかったし、認めてもらいたかった。
姉の存在があったから頑張れたこともある反面、
自分は何がしたいのかを見失うこともあった。
そして現在、2016年の統計の出生率は、1.44人(ウィキペディアより)。
もちろん地域によって差があるのであくまで全国平均としてだけど、
ひとりっ子が珍しくないことは確かです。
ということは、ひとりっ子の気持ちが共有できる人が増えている。ということです。
人生の時々で、ひとりっ子ならではの体験や気持ち、悩みなど、
解り合える友人が作りやすい時代だと思う。
自分の娘にも、将来は結婚して家族を持って欲しいと思う。
それと同時に、姉妹のような親友も持ってほしいと願う。
だって、ほんとうの兄弟・姉妹だって、大人になればそれぞれ自立します。
一緒に住んでいる時間より、自立してからの時間の方が長いのです。
だからお互いを気持ちの上で支え合える、そんな親友ができることを切望します。
そして、人生は長い。親友も一人とは限らず、変わってもいいと思う。
逆に言えば私がそうですが、姉妹だからといって絆が深い訳ではありません。
姉とは、大人になってからの境遇がかなり違う為、共感できることといえば、幼少期の思い出くらいです。
仲が悪い訳ではないんですけど、性格が対照的なこともあり、精神的に支え合う関係ではありません。
思いつくままに書き連ねました。
まとまりのない内容ですみません。
娘には、ひとりっ子の楽しさを満喫しながら、豊かな人生を歩んで欲しいと思っています。